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vwバスで逝く屋久島縦走の旅(番外編)

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日本最南端に棲むやまめについて

ずいぶん以前某雑誌の記事を見て、気にかかっていた屋久島のやまめたち
お目にかかりたいけど漁協や遊魚システムや規制もないのでどうしたものかと思っていたが、
あわよくば最南端やまめを拝みたい気持ちもあり、とりあえずScottのパックロッドを車に積んで行った。

ネット検索してみるとちらほらと釣行記などがあるが、世界自然遺産の懐付近ということもあり
後ろめたさが残る感じも否めない・・・
石碑に刻まれて以来もう何十年も放流はされていないのだろうか・・・

事前に屋久島観光協会に問い合わせてみたが、ダメじゃないが出来れば登山客として来てほしいニュアンス。
以前屋久島森林管理署(営林署)に勤務していた友人にも聞いてみたり、道中ガイドの人たちに聞いたりもしたが同じ感じ・・・
詳しくは分からないけど、登山道付近で釣りをしてほしくないように感じられた・・・(見方によっては理解できないわけではないけど・・・)

僕たちは小杉谷に差しかかったとき、釣人の性ゆえか無意識に川に目がいってしまっていた
安房川の小杉谷は実にすばらしい! 変化に飛んでいる渓相!
外国の美しい渓流を思わせると思えばすぐ下は祝子川の巨岩帯のような、水は当然美しいジンクリア
九州でもトップクラスの環境だろう・・・
(元々いないのが本当に勿体ない!って人間または釣り人のエゴ?)

実際想像以上に魚影は濃かったのでビックリした。


トロッコ道の途中に大きなプールを見つけた僕らは自然とそこに足が向いた。
そしてそのプールでいいサイズのやまめが無邪気で優雅に、
まるでニュージーの山奥でクルージングするビッグブラウンのように泳いでいた。(見たことないけど)
近づいても逃げない・・・。

屋久島自然館から出発する時、今回登山オンリーでいこうとみんな合意し竿は置いてきたわけだが、
下り道の足のツッパリと単調なトロッコ道で疲れていたせいかもしれないが、ぼくは釣りたいという欲求にはかられず

「優雅に泳いでいる姿に感動し、ほんと見てるだけで愛おしく、見てるだけで幸せだった」

そしてすかさず僕たちは「太古の山の清らかな恵み」をその良型ヤマメと一緒に分かち合った(笑)

(清き流れにオブツたち浮遊!の図)
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屋久島ヤマメについては賛否両論あると思うが・・・、半端なボクには判断が難しい!
頭ごなしに「釣るな」と言われてもちょっと首を傾げるかもしれない。
そもそも何のために放流したのかにもよると思うが、遊魚としてか観賞魚としてか・・・
はたまた何らかの違う理由からなのか・・・
もともとそこにいない魚種なのだから、厳密?に言えば放流自体が生態系を侵してるともいえるのか?いえないのか?

(気を取り直してオブツなしの図 )
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誤解しないでほしいけど、自然至上主義者でも釣人原理主義者というウンチクを並べたいわけでもない
(でも許されるならば? もし釣りモード?でここに来ていたら多摩川系だけど屋久島やまめをちょっとだけでも拝みたい方かも?)

もしここで釣りした時に,堂々と釣りたいし自然破壊者?密猟者?みたいな悪人を見るような目でガイドや登山者から見られたくない。

「屋久島登山道でのビジターは、登山者はいいが釣人はNG! No good」の暗黙の見解?(あるのかないのか?)・・・どうなんでしょう?

40年前一度だけ放流されただけの瀬戸際やまめを100%守るというのであれば、もちろん大賛成!


ん〜やっぱり難しい! 
釣っていいなら釣っていい! ダメならダメ! ちゃんとうたってほしい・・・
(もしかして自分がちゃんと調べてないだけかも)
中途半端な良識と常識しか持っていないわたくしめとしては困ってしまいます。

「結局・・・そっとしておくのが一番なのかな?」


・・・なんか書いているうちに「汗だくで丸二日風呂に入ってないオヤジの裸3体をドボンと川に侵したことさえ生態系を壊しそうでギルティしちゃってきました」(笑)


そろそろ「地雷」踏みそうなので、このお話はボクの独り言ということで終了!

(次回はサーフロッド持参したいかも? ボーンみたいな形の魚 河口で見たし〜)





話は変わって、屋久島の美味しい水で作られた焼酎!フルーティな「三岳」は全国的に有名ですが、
一部を除きあまり島外に流通しない「屋久の島」もオススメです!
営業妨害するわけではないっすが、お土産屋さんは倍近いお値段?地元の酒屋さんかライフセンターでどうぞ(笑)
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今回の登山パーティのみなさん!おつき合いありがとうでありんした。
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そーちゃんも遠くからご苦労さまっした! 
前エントリーで「一口目の生ビールフェイス激写」のお詫びに名誉挽回の一枚!
家電はほどほどに〜(爆)
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最後に小杉谷の橋の上でレンズキャップをあやまって川に落としてしまい、
自然破壊と自分の痕跡を残してしまったことを深くお詫びし屋久島シリーズを締めくくりたいと思います。

またいつかお邪魔します。
ありがとう屋久島

                                    おわり

by goosemaker | 2011-07-22 10:06 | trekking
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